2014年
8月15日
香美町小代区秋岡の吉田様より、七代義徳公(雅号「文鶴」)が描いた軸物を御寄贈頂きました。
義徳公は若くより文武の才に恵まれ、中でも画を好まれ、狩野派の大家・加藤文麗に学んだと云われます。法雲寺には旧来「文鶴」画として「猿尾滝観瀑図」が伝わっていましたが、吉田氏の寄贈で文鶴の画才を更に裏付ける史料が増えたと喜んでおります。
吉田氏によると「お祖父さんの趣味が骨董集めで、明治時代に手に入れたらしい・・・」と云うことです。多分、版籍奉還で村岡を山名氏が離れる折りに、処分した物の一つかと思います。村岡の旧家の蔵の中には、今回の掛け軸同様、山名家由来の文物がまだ沢山眠っているのでは無いかと想像をしています。
義徳公の画
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