活動報告

第27回山名会総会の実施報告 第2日目

第27回山名会総会の第2日目(R05/11/30)の報告ページです。

 

第2日目・11月30日

時間 予定
09:00 万葉の湯出発
09:30 戦国期貴重資料を展観する泰巖歴史美術館
10:30 jaxa宇宙研究所見学
11:30 相模原市民会館
昼食(施設内食堂等で各自自由食)
13:00 年次総会
14:00 歴史講演「相模原市の遺跡と津久井城」
相模原市立博物館・長澤有史先生
15:30 解散・タクシーに分乗しJR相模原駅へ
  総会を終えて

泰巖歴史美術館

2 日目の最初の見学場所は、宿舎と同じ町田市内にある泰巖歴史美術館です。こちらは、織田信長を中心として戦国時代の武将に由来した武具・文物のコレクションを展観する歴史博物館です。
本来の開館時間は午前10時からなのですが、我々の都合で無理を言って30分早く入場させて貰いました。
館内は1 階から5 階まで各階ごとにテーマ分けした展示をされており、当日は学芸員の方の案内で、主要な展示品について説明を受けながら見学が出来ました。
新しい美術館で展示方法も斬新で見応えのある展示内容でした。また館内には安土城天守閣の一部や茶室が復元展示されていて目を引きました。

 

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階毎にテーマに沿った展示がされている。
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泰巖歴史美術館内に復元されている安土城天守部分
 

 

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J A X A 宇宙研究所

次に向かったのは、山名会の趣とは少しズレるかも知れませんが、相模原のJ A X A 宇宙研究所を訪ねてみました。
施設内には、糸川博士のペンシルロケットに始まる日本のロケット開発の歩みや、小惑星の土砂を採取し帰還したハヤブサに関する展示が充実していました。
今年に入ってから月への着陸が成功した月面探査機スリムや、H 3 ロケット試験機の打ち上げ成功などの報道を見ていますと、明確な目標と地道な積み重ねが、成功への近道であると納得します。やはり「継続は力なり」でしょうか?
ここでは時間を持て余すかと思いましたが、皆さん割と興味を持って見学いただいたようです。

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ハヤブサⅡ等の衛生に関する展示が充実
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予備機であった実物のロケットを屋外に展示

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年次総会・歴史講演会

山名会の総会行事で一番時間と場所の確保が難しいのが年次総会の実施です。宿泊場所で食事の合間に行うのも落ち着きませんし、2 日目の朝一番というのも、慌ただしいような気がします。
今回は、草山副理事長のお計らいで相模原市民会館の一室を市民価格でお借りすることが出来ました。また、そのご縁で相模原市立博物館の長澤学芸員に相模原市の歴史についてご講演をいただけることになりました。
総会議事は頁を分けてご報告しますが、コロナ期間を挟んで人事や会計などの案件を先送りしていましたが、今回の年次総会実施で通常の流れに戻せて一安心をしています。
講師の長澤学芸員には、お忙しいのにも関わらず、相模原市の遺跡発掘現場から見えた縄文時代の人々の暮らし振りから、戦国時代の津久井城のお話まで、長い時の流れについて分かりやすくお話ただきました。ご講演誠に有り難う御座いました。
 

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長澤講師が発掘作業の現場から見えた縄文の相模原の様子をお話しいただきました。

総会を終えて

さて、4 年振りに開催しました山名会総会でしたが、終えてみますと、時間に追われて慌ただしく過ぎて行ったような印象です。多分、何時もと同じで、つい欲張ってあれこれと予定を入れすぎるので、時間のことばかり気になり、参加者の皆さんにはせわしない思いをさせてしまっているのだと思います。
今後はもう少しゆったりした計画を心がけたいと思います。

コロナ後の活動は

コロナ感染症流行の最盛期には、出口の見えない感染状況に、このまま山名会の活動も再開できないままに自然消滅しても仕方が無いと思った事も有りました。しかし幸いなことにそのコロナ感染症も令和5 年秋には沈静化して、今回の総会を計画・実施することが叶いました。
冒頭にも書きましたが、コロナ感染症流行を切っ掛けとして、今まで何とか続いてきた行事や団体が、その継続を諦めたという話はよく聞くところです。
余り喜ばしい事では無いのですが、確かにコロナ流行による社会活動の一時停滞は、色んな事を考える時間を与えてくれました。
必ずしなければならないと思っていた事柄も、一度中断してみたら、案外不自由なくそれはそれで日常は過ぎて行く物のようです。昔から続いている物を全て次代に残す事には限界があります。そんな意味では、この数年間は、形を変えながらでも今後に残す物・一旦ここで中断する物、それらを峻別する期間でもあったように思えます。
さて山名会につきましては、如何でしょう。幸いにして、令和5 年は山名会の冊子「山名8号」も皆さんのご協力をいただき発行することが出来ました。
そして、今回の山名会総会も例会通りの規模で実施することが叶って、何とか今までと同様の活動が実施出来ました。
しかし山名会にとっては、コロナ期間が明けた、これからが正念場のような気がします。
4 年の空白期間の間に、会員各位もそれぞれに年齢を召されて今まで通りのご協力を… とは、余り無理を言えないようなところもあります。
令和6 年は、ある程度の会の活力低下を前提として、その苦境にも対応出来る活動や体制を模索し提案していく時期であるように思っています。
今後の山名会の活動について、会員の皆様からご提案等がありましたら、役員又は事務局までアドバイスをよろしくお願い致します。
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